当会について:会長挨拶 | |
地域共生社会の“中核的存在”を目指して 先の福井県社会福祉士会第25回定時総会におきまして、ご承認をいただき、会長職を再び務めることになりました。まずは、ご承認いただきました皆さまに感謝を申し上げます。今期で会長として6期目を迎えることになりましたが、期を重ねるごとに職責の重さを痛感しております。 さて、現代の経済活動が非常に優先される社会のなかで、多くの人が生活のしづらさや生きづらさを抱えながら暮らすことを余儀なくされ、またそのさまざまな困難さが複雑に絡み合った社会問題が多数発生しております。そのような現状のなかで、社会福祉士は、人々の生きづらさに寄り添い、その人らしく生きることの実現にむけて、日々、研鑽に取り組んでいるところでございます。 2017年、国は、地域の課題の解決にむけ、地域住民や地域の多様な主体が参画し、それらが世代や分野を超えてつながる“地域共生社会”の実現を発表しました。地域共生社会では、「支え手」「受け手」の関係性や行政の分野ごとの縦割りの関係も超えた多種多様な人々のつながりによる支えあい、助けあいを育んでいくことになります。 われわれ社会福祉士は、これまでの対人援助においても、必要な人や機関とつながりながら一人の利用者を支援することを行ってきました。われわれの連携や協働のノウハウは、この地域共生社会において、一定の役割を果たすことができると考えておりますし、その中心的役割を果たすことが、われわれの使命であると考えます。さらに、福井県社会福祉士会の会員数は、現在430名を超え、さまざまな分野にわたり多くの組織や機関に会員が存在する状況となりました。当会の会員が、しっかりとつながり、有効な連携をすることによって、さらに、有用な地域の人々のつながりを生みだすことができるのではないでしょうか。地域共生社会の実現にむけて、力をあわせて取り組んでいきましょう。 他団体、関係機関の皆さまには、引き続き、ご指導やご協力をいただきたく存じます。今後とも変わらぬお付き合いを、どうぞよろしくお願い申し上げます。
一般社団法人福井県社会福祉士会 会長 竹澤 賢樹
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